浄化槽流入物質の影響試験 評価試験の実施手順
2.評価試験の実施手順
(1)試験条件の決定
対象とする物質(製品)の標準的な使用方法から浄化槽への流入濃度及び浄化槽内の蓄積量及び濃度を決定し、その0~10倍程度の範囲内に設定する。
(2)評価試験の実施
製品の使用条件や性状により以下の試験項目から選択して実施する。
- 理化学的性状試験
- BOD測定時の生物反応に及ぼす影響試験
- 酸素利用速度に及ぼす影響試験
- 酸素溶解速度に及ぼす影響試験
- 活性汚泥生物の処理機能に及ぼす影響試験(活性汚泥試験)
- 生物相に及ぼす影響試験(短期/長期)
- 固体状の製品における分散性に関する試験
- 固体状の製品における便器から浄化槽までの通過状況に関する試験
- 固体状の製品における実施設を用いた試験
(3)処理機能に及ぼす影響評価
製品の流に伴う浄化槽の処理機能に及ぼす影響を明らかにするとともに、使用の可否及び使用の条件を評価する。